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あの日の記憶。
あの震災から一ヶ月以上経って、
ずっと気になっていた空太のお墓にようやく行って来られた。

向かう途中の道路はデコボコしてる箇所もあったけれど
墓地の周りは平和な空気そのもので。
ああ、怖い思いせずに済んだかな、良かったなぁ、と安心した。

それから、守ってくれてありがと、とお墓に手を合わせた。



あの日、ワタシは通院の為に会社を休んでて
震度が二番目に強かった塩釜市の病院で地震に遭った。
急いで車に乗り込み、「10mの大津波が予想されるので海岸付近には近寄らないで下さい」と
叫ぶように言うラジオを聴きながら
まさにその海岸線を泣きそうな気持ちで走った。
「小羽を守って」と空太に何度も祈った。

家に戻ると、小羽はケージの中に置いてある木製のトンネルの下で固まっていた。
抱き上げてキャリーケースに入れ、小羽のごはんと通帳だけ持って外に出た。
走っていると近所の方が車に乗せてくださった。
その方と一緒に近くの山の上に避難した。

雪が降って来たので、濡れないようにキャリーケースにブランケットをかけて抱きしめた。
その山の上にあるホテルが開放してくださって、みんなで中に入ることが出来た。
ラジオから聞こえてくるニュースはあまりにも悲惨で、現実感がまるで無かった。
夜中だったか、明け方近くか、役場の方がおにぎりを持って来てくださった。
まだ温かい、水分が多くて柔らかめの、塩味とほんのちょっぴりの梅じそが入ったおにぎり。
食べた途端、涙がこぼれた。
不安なのか、キャリーケースにいるのを嫌がる小羽を抱いて、一晩中撫でた。
余震に怯えながら、眠ることも出来ずにその日が終わった。

翌日昼過ぎ、別の場所に避難していた相棒と合流でき、二人でまた同じホテルに戻った。
ようやく眠ることが出来た。
その翌日、大津波警報が注意報に変わるのを待って我が家に帰った。


その後、避難所に居た妹2に会って、我が家に連れて来て。
彼女から妹1、妹1ダンナ、妹2ダンナの無事を聞いて。
あーさんが妹1ダンナと合流出来ていることを確認出来て。
メールが通じて友人たちの無事が確認出来て。
おとんからの電話で、家は流されたけど二人とも無事なことを聞いて。
ここまで一週間以上。

電話もネットもPHSも通じず、誰の安否も確認出来ない日々は
水道や電気が止まってるよりもしんどかったなぁ。


実家があったはずの場所はガレキの山で近付くことすら出来なかった。
家があったであろう方向をただ見ただけ。
何もかもがめちゃくちゃ過ぎて、何も感じることが出来ない。
おとんおかんは、昔ワタシ達姉妹が暮らした中古の家に住むことになった。

「命があっただけで、儲けもん」
こんな台詞を現実で言う日が来るなんて思いもしなかった。



そして、今はわりと普通の毎日。
会社はよく休みになるけど。
なので、収入もあやしいけれど。
余震に怯えて眠れない夜もまだまだあるけど。
大変なことはいっぱいあるだろうけど。

それでも毎日、美味しくごはんを食べて、お酒を飲んで、笑って暮らしています。


ご心配くださった方々に。
助けてくださった方々に。
守ってくれた存在に。

ほんとにありがとうございます。



今も、悲惨な光景は変わらずに目の前にある。
そこに住んでいたであろう人のことを考えると息が苦しくなる。

だから、どうか早く一日でも早く
みんなが安心して過ごせる日が来ますように。

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テーマ : 東北地方太平洋沖地震
ジャンル : 日記

tag : 震災

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(非公開コメント受付不可)

苦しかったですね。
想像もできない苦しさです。
そして、怖い。
当たり前だと思っていたものが、当たり前でない。
いつまでもあると思っていたものが、
一瞬にして消え去る。
ハルさんの声を聞いた後でも、
やっぱり、不安です。
不安に押しつぶされてるわけには行かないぞ、って、
気合を入れた後だけど、やっぱり、涙が出ちゃいました。

王子も、私も、遠いところにいるけど、
絶対絶対、味方です。

早くお腹の底から笑える日が来ますように。
kammakiさま。
ごめんね。
不安にさせるつもりは無かったのですが。

正直、ワタシは全然良いほうで。
だけど、やっぱ、あるはずだったものが無くなったことを
落ち着いた今になって感じたりしています。

だけど、大丈夫。
いっぱい笑ってるよ。

kammakiさんも疲れすぎないよう、
無理をしないでね。ほんとに。
プロフィール

ハル・もぐもぐ

Author:ハル・もぐもぐ
ネクラで泣き虫な永遠のオトメ。
一升瓶が似合うとよく言われる。

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